うつの診断基準DSM－Ⅳ～うつ症状！人に聞けない心の病～

うつの診断基準DSM－Ⅳ

サイト紹介

最近、働き盛りの人を中心に心の病にかかる人が増えています。
「心の風邪」と言われる”うつ症状”をはじめ、さまざまな心の病が働き盛りの心を蝕み、企業も対策に
乗り出し始めました。
あなたも、「気分が落ち込む、やる気が出ない、食欲がない、会社に行きたくない…」などの
症状を感じたことはないでしょうか？
今や、日本人の5人に１人はかかるとされる”うつ（鬱）”や、その他の心の病。
それはもう気持ちの問題ではなく、現代社会のストレスが生んだ病気なのです。
心の病は、ある日突然襲ってくるので、少しでもおかしいと感じたら、あわてずに、
正しい理解と治療法などを知ることがが大切です。
当サイト「うつ症状？人に聞けない心の病」は、うつ症状や不安障害などの心の病を早期に発見
できるように、初期症状のサインや、治療・癒しのヒントなども紹介しています。

うつの診断基準DSM－Ⅳ

人に聞けない心の病　ＴＯＰ

うつの診断基準DSM－Ⅳ

うつ病の診察では、血液検査のような理学的検査は行われません。
診断に必要なのは、どのような症状がどの程度現れているか、ということ
です。　診断の根拠となっているのは、アメリカ精神医学会の診断基準で
ある「DSMｰⅣ」です。患者さんに現れている症状から診断されます。
　上記のように、うつ病に特徴的な9つの症状があります。このうち、
5つ以上の症状が、2週間以上、ほぼ毎日続いている場合に、うつ病と
診断されることになっています。

うつ病の診断基準
次の①から⑨の症状のうち5つ以上が当てはまり（ただし①②の少なくとも
どちらか一方は必須）それらの症状が最近2週間以上続いていて苦痛を感じ
ている、あるいは生活に支障をきたしている場合に、うつ病と診断される。

①ほとんど毎日続く抑うつ気分
②何も楽しいと感じることができず、無気力で興味もわかない
③食欲が低下している
④よく眠れない
⑤イライラする
⑥疲れやすく、だるさがとれない
⑦自分を責めてばかりいる
⑧集中力が低下し、考えることができない
⑨くり返し死にたいと思う。　自殺を口にする

　うつ病の抑うつ症状は、誰もがロごろ経験する憂うつ感と似たような
ところがあります。明確な基準がなければ、どこまでが日常的な憂うつ
感で、どこからがうつ病による抑うつ症状かの判断に、精神科医によっ
て違いが出る可能性もあります。
　DSM－Ⅳを使うと、診断に違いがあまり生じません。うつ病の早期発見に
つながり、早期に治療を始めることができます。
　しかし、一方ではうつ病を引き起こした背景や患者さんの抱える問題
に焦点が当たらない、という問題点もあげられています。