酒や薬に頼ってしまう～うつ症状？人に聞けない心の病～

酒や薬に頼ってしまう

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	最近、働き盛りの人を中心に心の病にかかる人が増えています。「心の風邪」と言われる”うつ症状”をはじめ、さまざまな心の病が働き盛りの心を蝕み、企業も対策に乗り出し始めました。あなたも、「気分が落ち込む、やる気が出ない、食欲がない、会社に行きたくない…」などの症状を感じたことはないでしょうか？今や、日本人の5人に１人はかかるとされる”うつ（鬱）”や、その他の心の病。それはもう気持ちの問題ではなく、現代社会のストレスが生んだ病気なのです。心の病は、ある日突然襲ってくるので、少しでもおかしいと感じたら、あわてずに、正しい理解と治療法などを知ることがが大切です。当サイト「うつ症状？人に聞けない心の病」は、うつ症状や不安障害などの心の病を早期に発見できるように、初期症状のサインや、治療のヒントなども紹介しています。

酒や薬に頼ってしまう

ＴＯＰ＞酒や薬に頼ってしまう

　
　うつ病の初期には、ほとんどの人に不眠の症状が起こります。眠れない日が
続くため、アルコールに頼っているうちに、次第にアルコール依存傾向に陥って
しまうことにもなりかねません。
　しかし、アルコールで睡眠をとると、かえって朝早く目が醒めてしまうのです。
寝起きの気分が不快で、自然な睡眠をしたあとの熟睡感を得ることができません。
よく眠れないので、ますますアルコールに頼って眠る悪循環に陥ることになってし
まうわけです。
　アルコールのもうひとつの問題は、気分の幅を大きく広げてしまう「気分の増幅
作用」があることです。楽しい気分のときにアルコールを飲めば、いっそう楽しい
ものとなりますが、気分が落ち込んだときにアルコールを飲むと、さらに気分が低
下する場合があります。悲しい出来事のときに、その出来事を忘れようとしてアル
コールを過量飲用すると、その悲しみがよりいっそう深刻な状態に陥ってしまう可
能性があるのです。また、アルコールは脳機能を低下させてしまうので、
普段抑制していた衝動や怒りが抑えきれなくなり、爆発したりすることもあります。
　やはりアルコールは気分が良いときに楽しむものであり、うつ状態の人がアルコ
ールに頼って眠る習慣は、改めるべきです。

治療のヒント
　　　　アルコールに比較すれば、睡眠導入剤によって眠ることのほうが、
　　　　眠りの質もいいし、朝起きの気分もよくなります。睡眠を十分にとる
　　　　だけでも、うつが改善してきているような気持ちになれます。
　　　　不眠が持続すると、必ずと言っていいほど、うつは増幅します。ですから
　　　　早めに医師に相談し、睡眠導入剤を処方してもらえば楽なのですが、
　　　　睡眠導入剤を利用することに対して躊躇する人も少なくありません。
　　　　最近の睡眠導入剤は依存傾向も少なく、自然な睡眠が取れる安全な薬が
　　　　多くなっています。

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