もじもじしてしまう～うつ症状？人に聞けない心の病～

もじもじしてしまう

サイト紹介
	最近、働き盛りの人を中心に心の病にかかる人が増えています。「心の風邪」と言われる”うつ症状”をはじめ、さまざまな心の病が働き盛りの心を蝕み、企業も対策に乗り出し始めました。あなたも、「気分が落ち込む、やる気が出ない、食欲がない、会社に行きたくない…」などの症状を感じたことはないでしょうか？今や、日本人の5人に１人はかかるとされる”うつ（鬱）”や、その他の心の病。それはもう気持ちの問題ではなく、現代社会のストレスが生んだ病気なのです。心の病は、ある日突然襲ってくるので、少しでもおかしいと感じたら、あわてずに、正しい理解と治療法などを知ることがが大切です。当サイト「うつ症状？人に聞けない心の病」は、うつ症状や不安障害などの心の病を早期に発見できるように、初期症状のサインや、治療のヒントなども紹介しています。

もじもじしてしまう

ＴＯＰ＞もじもじしてしまう

　
　うつ病の患者さんを問診しているとき、とくに初診の人などは貧乏ゆすりをしたり
もじもじした様子を見せることが少なくないようです。
　病院で診療待ちのときなどのように、目的を達成したいけれどなかなか思い通り
にならずイライラしているようなときに多く見かけます。
　なぜ貧乏ゆすりが起こるかを精神病理学的に述べると、心理的に葛藤している
（我慢している）ときや欲求不満などがあって、不安・緊張が亢進したときに、そ
れを解消する無意識的行動ということになります。
　つまり、不安や緊張というストレスを貧乏ゆすりでごまかすことにより、自分を守
ろうとしていることになるわけです。静止状態を持続すること自体がかなりのストレス
になることは誰でもわかりますが、不安なときだとか退屈したときなどは、
身体の一部を動かすことで、緊張を和らげることができるということになります。
こころのバランスを保とうと無意識に自分を癒す行為と言えるわけです。
貧乏ゆすりと似たようなシーンでの動作が「揉み手」です。偉い人にものを頼ん
だり、失敗のお詫びをしたり、媚びたり、へりくだったりするときに、両手を体の
前でこすり合わせることを指します。これもまた、不安や緊張を和らげるために、
自然にやってしまう仕草と言えるでしょう。

治療のヒント
　　　うつの人がもじもじしがちなのは、不安や緊張を受けやすいことを示して
　　　います。
　　　貧乏ゆすりや揉み手は、無意識にそれを和らげようとする行為ですから、
　　　癖になっている人はそれができないといたたまれないのでしょう。
　　　誰にでも受験や発表会、結婚式のスピーチなど、日頃、緊張する機会が
　　　いろいろあります。ある人は深呼吸をしたり、またある人はお守りを用意
　　　したり、またある人はおまじないを唱えたりします。
　　　このような、自分の緊張を少しでも和らげようとする儀式を用意しておけば、
　　　うつを防ぐことにもつながります。

スポンサードリンク